2023年度(第16回)鈴木万平糖尿病国内賞 審査結果
2023年度(第16回)鈴木万平糖尿病国内賞 審査結果
「2023年度(第16回)鈴木万平糖尿病国内賞」の受賞者が決定しました。
受賞者、推薦者及び受賞理由
個人
受賞者 |
小出 景子 氏
公益財団法人ライフ・エクステンション研究所附属永寿総合病院 糖尿病臨床研究センター センター長補佐 |
推薦者 |
綿田 裕孝 氏(日本糖尿病学会 常務理事) |
受賞理由 |
CGMやCSIIなどの先進機器に関する研究として血糖値の見える化やインスリンポンプ治療の適正安全な使用を進め、血糖値データと患者の生活情報等を突合し解析支援する「データマネジメントシステム (DMS) 指導」の考案・実践に精力的に取り組んできた。
各種学会における活動も活発であり、また多くの執筆活動を行って議論の場を広げており、職種や地域を越えて、糖尿病治療の先進機器分野への医療スタッフの理解向上に大きく貢献した。これらの活動は長きに亘り、一貫性があり、その波及効果も大きく、上記の業績は本賞に値する。
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チーム
受賞者 |
佐賀県糖尿病コーディネート看護師(代表:佐賀大学医学部附属病院看護師長、
慢性看護専門看護師、日本糖尿病療養指導士認定機構理事 永渕 美樹 氏) |
推薦者 |
安西 慶三 氏(日本糖尿病協会 常任理事) |
受賞理由 |
糖尿病専門医の少ないエリアとしての佐賀県内において、「糖尿病コーディネート看護師」が活動を広げ、県内における糖尿病患者を地域で連携して治療するため、医療機関に出向いてスタッフ向けの糖尿病教室、インスリン治療導入、連携手帳導入などの診療支援を行っており、佐賀県内の糖尿病医療水準の向上に大きく貢献した。都道府県国保ヘルスアップ支援事業の中で人材の確保・育成事業のモデルとなっている。
これらの活動には一貫性があり、人材や医療資源が必ずしも十分ではない日本全国の地方・僻地における糖尿病療養指導のモデルケースとして波及効果も大きく、これらの業績は本賞に値する。
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