受賞理由 |
昭和48年に最初の患者会を発足し、昭和60年からは30年間に亘り日本糖尿病協会の活動を主導してきた。日本糖尿病療養指導士認定機構の設立を支援するとともに、補助金制度などにより地域糖尿病療養指導士組織の結成を促し、現在では全国で36団体が活動している。日本糖尿病協会に登録医制度を創設し診療や教育に関する知識の標準化を図っている。国際糖尿病連合が推奨する教育ツールの日本語版の開発及び全国展開を初めとして療養指導を行う上で有用な資材の開発に取り組んでいる。食事療法の担い手として管理栄養士を育成するため平成10年に日本病態栄養学会を創設し、糖尿病腎症の重症化予防にも貢献している。日本糖尿病協会を中心にブルーライト等のイベントを開催することにより「世界糖尿病デー」の普及に努めている。国際糖尿病連合西太平洋地区でフットケアプロジェクトやユースプログラムを立ち上げるなど国際的にも療養指導の普及に貢献している。これらの業績は本賞に値する。
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