受賞理由 |
山陰地方での小児サマーキャンプでは「家族の糖尿病教室」や「OB親の会」など、多くの関連するサポート組織を立ち上げ、1型糖尿病患児や成長した患者の社会支援を行う磐石な体制を作り上げた。このことが各地域で開催される小児サマーキャンプのモデル的存在となり、日本における小児サマーキャンプを大きく発展させることに繋がった。氏の小児糖尿病療養指導に対する組織作りは、日本糖尿病協会小児糖尿病対策事業にもノウハウが反映されている。また、隠岐郡海士町での糖尿病対策事業は、1990年から行政と連携しながら地域医療に根ざした活動に発展させ、結果として糖尿病人口の増加に歯止めがかかり、現在も継続中である。これまでの活動業績は本賞に値する。
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